Kanonピアノ教室の日記

指導歴26年の海外ピアニスト講師がつづります。英語も教えています

遅れましたが新年明けましておめでとうございます。

 おはようございます。新年、本番が二つあった上に休暇に行き、レッスンも5日からスタートしたため、リハビリをさぼっておりました。

 

 今、早朝からアメリカとのオンライン授業を終え、洗濯中ですので(またw)、執筆本に入らなかったあれこれを共感していきたいなと思いますので、今年もよろしくお願いいたします。

 

本番のピアノについて

 ニューイヤーコンサートで、とある施設で弾かせていただきました。SNSへの書き込み等の禁止があります故、ピアノの話をしたいと思います。

 本番でのピアノって、ピアニストは選べないので、技術力が問われるという事を耳にした方も多いと思いますが、案外に、シンプルな出会いが楽しみだったりします。

 

 ホールでも響きがいいなと思うホールや、自分の方に音が来ないホール。

 また、施設などですと、体育館や教室やレッスン室やサロン、レストラン、ホテル、結婚式場、イベント会場と、様々な場所によってまた違ったりします。

 ピアノもです。

 今まで弾いてきた人の思いだったり、感情をぶつけて叩いてきたピアノは、反抗するかのようにフォルテが出にくかったり…

 特に海外ですと、常にいいコンディションである事の方が少なく、100年以上のピアノだったりします。

 ポーランドでは、戦時中を乗り越え、焼け残ったピアノで弾いたことがありますが、私には出したことがない美しい音が出たりして、調律もボロボロで、低音が鳴らないのに、でも、心地が良くて…なんてこともありました。

 歴史ある大ホールのピアノは、逆に、今までで弾いたことがないような、でも、自宅のピアノと同じような素直な音をすぐ出させてくれる、とても弾きやすいピアノだったりしました。

 

 まず、心がけていることは「ピアノと仲良くなる。」です。

 子育てや、生徒さんに対しても同じです。

 愛をこめて接しないと響いてくれないんです。

 

 ニューイヤーコンサートでは、観客さんが全て外国の方々でしたが、それはそれは喜んでくださってうれしく思いますが、リハーサルがなかったので、そんな時は

弾きながらピアノと対話し仲良くなるように心がけました。

 時々、思い通りの音が出なさ過ぎて、力で叩きつけたくなるのですが、そこをグッと我慢し、愛をこめて語りかけるように弾いてみると、美しい音が鳴ってくれます。

 子育てと共通するものが、ありますね。

 

 『ポーランドや海外での演奏経験談。』『海外と日本の先生の違い。』も、私の執筆本「自立できる子に育てたければピアノを教えなさい」に、細かく書いてありますので、ご興味あるかたはお手に取っていただけたら幸甚です。

 

一日の予定を立てさせる

 子供達には今まで、一日の予定を自分で決めて立てさせるようにさせています。

 私自身も、今日の予定を大体、何時まで仕事し、家事をし、練習やヨガや筋トレをするかと目標を立てます。

 日々の積み重ねは未来の自分に響きます。

 しかし、その通りに出来なくても、だらだらしちゃうこともあっていいのではないかと思っています。

 ですから、小学生の息子が、今日から登校でしたのに、昨日、9割5分終わっていないことが判明…

 

 きちんと塾の宿題などはこなしていたようです。自分の中での優先順位を決めていた模様…。

 学校の宿題は塾よりは簡単なので1日で終わるだろうと思ったようです。

 親は、やっていたことにしてあげたり、手伝ったりという甘やかしはしません。甘えさせる、と、甘やかすは違います。甘えさせることはあっても甘やかすことは、その子のためにならないことです。

 昨夜、半泣きになりながら終了。

 間に合ったことを褒める…と、当人は十分に分かっているので、1つ叱るのならば、1つなんでもいいから、達成したことをほめてあげることも大事なのではと思っています。

 しかし、「いいの?」と、促してはいたんですよ。すると、「大丈夫」と言っていたんです。ある意味、大丈夫だったのですから、それはそれでいいのでしょうが、「もう少し、ちょこちょこやってれば楽だったんじゃない?」と、ほめた後に反省点を付け加える。ということは大事ですね。

 実は、夏休みの宿題は多いので、お休みに入った1週間で先に終わらせていた息子。どちらかというと、あとに残したくないタイプだったのです。

 しかし、冬休みは塾の冬期講習や宿題が多くて、そちらを優先させた模様。

 しかも、冬休みの宿題は夏に比べると大変じゃないと思っていたようです。

 計画の曖昧さが裏目に出たんですよね。

 

 そんなことも大事な経験となります。

 子供の経験をできる限り止めないようにしたいですね。

 息子の昨日、慌てて書いた書初めは「生きる力」w

 転ばぬ先の杖は与えない親の方針とリンクしていました。

 

 「生き抜く力」について、本にも書いてたところだったので、この偶然に苦笑してしまう、新年でした。

 

 次回は、家族でスキーに行ってきたエピソードを書きたいと思います。

 あ、洗濯終了したみたいなので今日はこの辺で。