Kanonピアノ教室の日記

指導歴26年の海外ピアニスト講師がつづります。英語も教えています

大受験生の日記Vol.3

 おはようございます。滞ってしまいましたが、先週の音大志望生の日記をお届けします。

 近年、音大人気低下などの記事を見かけましたが、非常に良くない事だと思います。どの職業でも、成功者はいます。

 最初から、その職業にイメージをつけるような傾向がありますが、夢がありません。

 音大でも、教職などになれば安定職ですし、どのみち、稼げる人はどの分野でも、ビジネス力があり成功しています。

 

 という事を生徒に話していました。

 音楽だからどうという問題ではないという事です。

 東大出身者より年収の高い音大出身者は案外いるからです。

 決めつけるのではなく、自分がどうしたいか。どうありたいか。という事で、進路を決めれば、おのずと結果は出ます。

 なぜなら、私もその一人だからです。

 詳しくは、私の著書をお手に取っていただけたら嬉しいです。

夢を持つこと

 近年、「職業、年収、平均」と、検索できるようになり、それを100%信じる人がいます。

 確かなデータではあるのかもしれませんが、どの分野でも、0と、100が存在します。ということは、その平均というのはただのデータにすぎないという事です。

 わかりやすく言いたくないのですが言いますと、仮ですが、音大卒業生の平均年収が500だとしたら、0が二人いれば、1500が一人いると言うことです。0が三人いれば、2000が一人います。

 これは、どの職業でも同じです。

 つまりは、いわゆるお金を得ている成功者といわれる、世の一般が望む形を所持している人々は自分が得ているとは言いません。隠して生きています。

 なので、本質は見えにくいかもしれませんが、夢を持って生きることは、大切な事です。しかしながらの現実もあります。

 夢だけでは、自分のなりたい自分にはなれないというのは、間違っていません。どう、行動していけばそうなれるのか。

 そんなことを、未来の子供に話す時間も必要ですね。

 音大受験生にも、レッスン以外の時間があれば話すようにしています。