Kanonピアノ教室の日記

指導歴26年の海外ピアニスト講師がつづります。英語も教えています

運動不足は命の危険も招く

 先日からの、運動不足の話題です。

 毎年恒例の年始に、スキーとスノボ旅行に行ってきました。

 ほぼ、毎年行っているのですが、年々、無理はしないように、上級者コースに子供が行きたがったら、陸上選手だった年下夫に行ってもらっていました。

 

 

 毎年行っているので、子供たちの上達が目まぐるしく、年々スピードについて行けません。

 ほぼ、一人で滑っていたら、リフトで一緒になった白人さんに「Hello」と、言われ、私が英語が通じると思ったのか、色々会話がはずみ…

 彼は20代でオーストラリア人、お友達ときたそう。スキーは何年やっているのかと聞いてくる。

 本当は30年だけど、彼は私を若いと思っている様子なので「数えられないくらい長い」と答えると彼は、まだ2年だという。

 「一緒に滑ろう」と、言い出し、これは、夫や子供に見られたらまずい…

 いや、家族がいるからと逃げるが、連絡先を聞いてくる。

 これは、ナンパというやつか!

 久しぶりすぎて忘れていたw

 しかも、息子との方が年が近いではないか!

 

 どうにか、逃げ切って、滑っていると、

 後ろから、ずっどーん!

 スノーボーダーが止まれず私にぶつかってきた!

 いろいろある日だな…

 たまたま近くで指導してたインストラクターのおじいさんが、私がケガしたと思い「大丈夫?!」と、聞いてきてくれた。

 うーん。。痛くもなんともないから大丈夫かな。と、立ち上がると、ぶつかってきた青年が苦しそう…

 「大丈夫ですか?!」ときくと、答えない。

 「レスキュー呼びますか?!」ときくと、頷く。

 被害者は私だし、このまま逃げてもいいのだけれど…息子と同い年くらいに見えたので、放っておけず、「降りて助けを呼んできますね!」と、親切に人助け。

 

 結局、彼は中国の方で、家族が傍にいない。通訳を呼ぶという。

 万が一の裁判になっても、ぶつかってきたと答えてくださいとレスキューに言われる…

 そのまま逃げてもよかったのに、しかし、こういうことは、もらい事故でも、衝突になるわけだからと、貴重な時間が過ぎていく…

 彼は歩けないみたいだし、ケガしているそう。

 結局は、100%被害者なので(目撃してたインストラクターのおじいさん、ありがとう!)無事に、和解して終了。

 おじいさんに「ふつうは、ぶつかられた方がケガするのに、君は運動神経が良くて転び方がうまかったんだね」と、何故か褒められる。

 いえ、5年前、スキーで転んで、足の爪が全部はがれてしまったり…

数年前は海で死ぬかと思ったし…

 いろいろ、スポーツは危険も伴うため、過信してはいけませんね。

海で流される

 元々、旅行が趣味で意気投合した夫婦。毎年海外も含め、色々な場所に(仕事も含め)行っていたので、色々な事件は起きる。

 息子はグアムで、熱中症になるし、マレーシアの海では、波が凄すぎて、流されそうになったりと、自然の力はおそろしい。

 

 5年前とある、海外の海でのこと。

 息子が、少し離れた、島というか、岩場迄行きたいという。

 海辺からは近く見えたのだが、恐らく500mはあったのではないかと推測する。

 いいよ!と、二人で泳いで一つ目の目的である岩場に到着。割と余裕に到着したので、「じゃあ、もう一つのあっちの岩場に行ってみようか。」と、また、500mくらい離れた二つ目の岩場を目指してすぐ出発。

 もちろん、足は届かない深いところ。

 これが、失敗したと、後に反省することに…

 半分まで来て、体が疲れてきた。

 水も冷たいので、体力も消耗する。

 ちょっと、上向きで浮かんで、体力を休めよう。と、浮かんで休んでいたら…

 

 気づいたら、岸からも、二つ目の岩場からも、どんどん遠くへ流されている!

 時間はちょうど午後の満潮で、潮の流れが変わっているのだ。

 しまった!

 必死に岸の方へ泳ぐが、いくら泳いでも進まない。

 しまった!

 二度目のしまった。

 一瞬、最悪の精神が押し寄せる。

 でも、きっと、ここでその精神に負けたら死んでしまう…

 とりあえず、背泳ぎしていれば、息も大丈夫だし、そんなに疲れないから、岩場迄頑張ろう。と、死ぬ気でこぎ続ける。

 なんとか、目的の岩場へ到着。

 助かった…

 でも、岩場に上がる体力もない。身体はどんどん冷たくなる…

 

 「ママ、おそーい」と、息子が引き上げてくれる。

 「じゃ、俺、ビーチ戻るねー」と、すぐ出発。

 「ちょっとママ、疲れたからしばらく休んでから行くから!」というと、華麗に立ちこぎしながら「なんでー?」と、振り返る息子。

 「もう年なの!疲れて死にそうだったんだから!」と、叫ぶ。

 海外だから言葉が通じず良かったが、なんとも、恥ずかしい叫び声w

 「わかった、じゃあねー」と、余裕で去っていく息子。

 もう、子供の付き添いではなく、助けられる側。

 「万が一、ママ、戻れなかったら、助けてね!」と、また叫ぶ。

 恐怖がまた押し寄せてきたのだ。

 「わかったー」と去っていく息子。

 40分くらい休んでから戻ったのは言うまでもない。

 

 気持ちだけ若いままでいると思わぬ危険が待ち受けている。

 

 運動不足解消は、なかなか時間もとれませんが必要な事なのだなと実感しています。