Kanonピアノ教室の日記

指導歴26年の海外ピアニスト講師がつづります。英語も教えています

子供とボルダリング

 受験伴奏がやっと終わりました。

 毎年、色々なドラマがあり、色々考えさせられます。

 結果はどうであれ、晴れない雨はない。

 教室の生徒さんも結果待ちだけれども、力が出せた。と、晴れやかな笑顔。

 

 と、終了したので、ボルダリングやトランポリンのある室内遊具施設に、9歳の息子を連れて行きました。

 

 長男と年が離れてしまったので、この様な場所に連れて行くのは、かれこれ15年くらいになります。

 会員になると割引もあるので、いくつかの施設の会員になっています。

 男の子はやはり、怖がりよりも危険でも果敢にどこまでも登っていく、肉体も精神も逞しい子に育てたいものです。

 もちろん、一緒に親もやるのですが、この様なところに連れて行くと、色々起こります。

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2枚のただの壁をやじろべいでトップまで登っていく9歳男子



今から思うとロシアンルーレット?!

 数年前に家族で、とある遊園地に行ってきたときの、衝撃事件。

 ボルダリングが大好きな弟。絶叫コースターが好きな兄。朝、何から乗るかという計画を立てる。

 私は長男とコースターに乗ってから、ボルダリングに合流するので、次男はパパと先に遊んでいることになりました。

 

 コースターを楽しみ、ボルダリングに向かうと…

 

 変な、空気。

 朝は並んでた長い列もボルダリングに人が並んでいない。

 パトカーと救急車が止まってる。

 入っていこうとしても、入り口にシャッターが。

 促すスタッフもいない。しーん。とした、あまり、感じたことのない不穏な空気。

 

 一瞬、怖くなり夫に電話。

 

 出ない…

 とりあえず、閉まっているから、別のに乗ろうか。と、長男と方向転換すると、夫と次男がひょろ~~っと、現れる。

 

 「今、ここ閉まってるから行かない方がいい」と、言うので、

「何かあったの?」と聞くと、「並んでたら、前の人が落ちた」という夫。

 

 「え。大丈夫なの?!」と聞くと。「わからない」とだけ答える夫。

 

 とりあえず、他のアトラクションを夜まで楽しんでその日は終了。

 

その日のニュースで…

 40代の男性が他界されたというニュース。お子さんの付き添いでボルダリングをされていたそう。

 詳細は、ニュースでは流れない。

 推測なのだが、安全装置が外れたか、きちんと装着されていなかったミスなのか、詳細は不明。

 しかし、装置をつけていれば大丈夫なはずだし、つけずに登るという事はありえない。

 それ以来、その様な施設に初めて行くときは、子供と一緒に入り、子供にも、自分で確認するようについ、念を押してしまう。

 私のトラウマといえば、2001年の、9月も、あの事件の直後に仕事でLAからNYに国内線に乗った。(直後は原因不明だったため動いていた)

 帰りは、飛行機が止まり、2週間かけて車で演奏しながら横断してLAに戻った。

 

 それから飛行機が少し怖い。

 あまり、気にしてたらどこも連れていけなくなるけれど、お子さんだけ遊ばせるとしても、遠くから見ているとか、確認するように伝えるなど、この様な事件はなくなって欲しいと願う。

 時々、親がいなくて、私が助けてあげることもある。

 慣れてない場所には、親御さんもついていてあげて欲しいと思うときがある。

 兎にも角にも、自分や家族だったかもしれないと思うと、恐怖である。

 

 さて、40代からの歯科矯正の日記を数人からリクエスト頂いたので、次回は矯正日記を上げる予定です。